【５時から９時まで】単行本４巻あらすじネタバレ

５時から９時まで
単行本：４巻

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お気に入りだったヒールが折れたのを見て、潤子は高嶺と初めて会った時のことを思い出していた。

祖母が無理やりセッティングしてきた見合いにスーツと靴でバッチリ決めた潤子。

ところが相手はお坊さんで思わず拍子抜けしてしまう。

見た目は悪くないのにズケズケと上から目線の相手に対し、思わずイラっとくる潤子。

寺に嫁ぐために必要なアレコレを説明されるも、海外で働くことが夢である彼女は全くその気が無かった。

一方、高嶺も無作法すぎる見合い相手に怒りを感じていた。

決められた見合いだから仕方ないと出向いたものの、あまりの酷さに自分が正してやらねばという思いに駆られる。

正直、今までの経験から女性の扱いには慣れているつもりだった。

この女性も少し気をひくようなことを言えば簡単だろう…そう思っていたのだが…

予想以上になびかない潤子のことが次第に気になっていく高嶺。

おばあさまは別の女性との見合いを進め、潤子には別の相手を用意しようとするが高嶺は許さなかった。

自分があの女性を正すのだ、そう決意し、いつの間にやら心まで奪われていることに気がつく。

そんな出会いを経て、二人は今に至るのであった。

昔のことを思い出しているうちにレッスンの時間が過ぎていることに気がつく潤子。

しかも次は高嶺のレッスンであった。

ところが彼はまだ来ていない。

休みの連絡もなく、携帯も持っていないから連絡を取る術は無かった。

いつもと違う様子に戸惑う潤子。

レッスンの時間も終わり、たまらず外に探しに行くとそこへ高嶺が現れる。

不安そうな表情を浮かべた彼は、まさこから試験に受かったら海外に行く話を聞いていたのだ。

バレた事にハッとする潤子であったが、ただの力試しか？と問われ思わず笑顔で返事をする。

その時、高嶺は気づいてしまった。

潤子が自分に笑顔を見せる時、それはどんな時なのかを…

桜庭 潤子

高嶺と三嶋、そして海外勤務との狭間で気持ちが揺れ動く。
高嶺に心を奪われそうになる自分に気づき始めるも、彼の行動に失望する。

星川 高嶺

潤子が試験に受かったら海外に行くつもりであることを知るも、面と向かって止めることができない。
裏に手を回し、潤子が試験に合格するのを阻止する。

三嶋 聡

潤子への気持ちをオープンにしたが、長年の付き合いが祟ってうまくいかない。

潤子が笑顔を見せる時、それに気づいてしまった高嶺が切ないです。

最初は強引なキャラでしたが、徐々に純粋な部分が明らかになっていくと彼を応援したくなる気持ちも。

また、過去の話が登場しどうやって高嶺が心を寄せていったかが明らかに！

これは女の子ならキュンとする場面ではないでしょうか。

一方、三嶋もずっと潤子のことを思ってきてついに結ばれる！？

そんな彼の恋も応援したいところですが、潤子はどっちをとるのやら…

片一方が悲しい思いをするかと思うと、なんともやるせない気持ちになります。

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